「20歳のときに知っておきたかったこと」レビュー
20歳のときに知っておきたかったこと、と何とも手に取りたくなるようなタイトルの一冊。
20歳を少し過ぎた今だからこそ読む価値があると思い、手にとった。
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 | ティナ・シーリグ, Tina Seelig, 高遠 裕子 |本 | 通販 | Amazon
3行で内容紹介
- 常識を疑えば困難はチャンスになるし、チャンスはどこにでも溢れている
- チャンスには全力で挑戦してみる、たとえ失敗しても失敗にこそ価値がある
- 自分自身に許可を与えること。常識を疑っていいし、世の中を斜めにみてもいい、実験してもいいし、失敗してもいい、自身の道を自分で切り開いていいし、自身の限界に挑戦してもいい。
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起業家精神と言うと、またそんな意識の高い、と思ってしまうタイプの人が必ずいるが、別に会社を起こして社長になることを全員が目指すべきであるかはまた別だと思う。
どんな分野、境遇だろうと、頑張る人ってのは(頑張る方向が人それぞれ違うだけで)人生が豊かで楽しいのではないだろうか。
じゃあ私が20歳のとき、どんな人が楽しそうに見えた?
少なくとも、私が大学生活で会った人たちの中うち、この人は何だか楽しそうだなって主観的に感じた人たちに共通していたことは、「何かに挑戦している(最中の)人」だった。「何かを成した人」ではなかった。
この本で特に良いなと思った文面は、
「人生に起きることのほとんど、特に失敗は、その時の自分が思っているほど大したことではない」
という一文。
失敗したということは何かに挑戦した結果であって、人生は山もあれば谷もあるしまた山もある。
沢山挑戦して沢山失敗して、沢山反省して、その繰り返しなのではないだろうか。