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Written by me

考えをまとめるため、いつか振り返るために書きます。

2016星ナビ9月号入選

5月4,5日に和歌山県すさみ町にて撮影した、天の川写真が星ナビ9月号に掲載された。

 

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2016/5/5 2:25 , Canon6D(IR) , EF28mmF1.8(F2.8) , ISO800 , タカハシEM-200 , 5min×4+5min×5(MCプロソフトンA)

 

とても風の強い一日だったが、星空は澄み渡っていた。

南の低い位置にある天の川中心部、特にさそり座にフォーカスし、赤道儀を用いて長時間の露光により仕上げた。

 

 

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ギャラリーへの応募だったが、こちらのコーナーに掲載された。

しかし、この一枚の思い出が評価され、雑誌にて公表されたことは本当に嬉しい。

 

長い文章での応募となったが、それだけ長い道のり、長い思いはあった。

 

 

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高校生の頃に本格的にカメラにハマった私だが、そもそも、星を撮るようになったのは、大学に入学してからだった。

 

入学時、数個の星座のみ追うことしかできなかった私は、今では、たとえ雲に覆われ星が見えなくとも、星の並び、星雲星団を記憶の中の星図と照らし合わせ、見えてしまうようになった。

 

夜空はこれほど、煌めいてる。

 

 

 

生まれて初めて夜空にカメラを向けた時の気持ち。

寒い年末、祖父母の家、何だか今日が終わって欲しくない気持ちと共に、夜に飛び出し、暗闇に三脚を立てた。

 

シャッターを切った先に写ったのは、おうし座だった。

 

直ぐに、スマホ検索、"おうし座"、ポチッ。自分が撮った写真とGoogle画像が吐き出した星の並びが同じだったことに、純粋に感動した。

 

 

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それから星を撮ることにハマり、大学の3年生になった頃、アンタレス付近の美しさに魅せられ、さそり座を撮りたいと思った。2015年の春。

 

さそりシーズン中、5回以上は観測に出向いた。しかし、天候などの理由により、さそり座を目にする機会はなかった。

8月、観測地へ向かう道中に、沈み行くさそり座を眺め、結局、今年は見れなかったことに対する悔しい気持ちを、大切な友人達と語り合った日を今も覚えている。

 

その8月半ば以降、週に1度以上、毎週、毎週、星を見に行った。

悔しい気持ちを紛らわすためか、見えないものを見ようと望遠鏡を覗き込んだのか。

 

夏の堂々たる天の川の大きさに触れて、秋の渦巻く銀河達に宇宙のロマンを感じ、冬の赤い星雲達に夜の孤独を忘れた。

 

そしてまた春がやってきた。

 

 

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(5/5に撮影していた、もう一枚の天の川)

 

一年越しの天の川。またあったね。という気持ち。

それと、嬉しい、嬉しい、子供のようなワクワクした気持ち。

 

 

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きっと、10年後だろうと、20年後だろうと。純粋に星を追った大学時代、青春の思い出は色褪せず。また空を見上げて何かを思うのでしょうか。

 

星ナビに載った一枚の写真、青春の一枚とコメントさせていただいたが、

思い出は一枚には収まりきらないのかも知れない。