名古屋旅行 (名古屋市科学館、名古屋港水族館)
白色の日差しが照りつける真夏が続いたが、お盆が明け、これから晩夏に差し掛かる。
夏の終わりを感じ、切ない時期を表すように、夕暮れ時にはひぐらしが鳴いている。とても良い時期だ。
-----------------------------------------
大人も子供も、異なる視点で楽しめる名古屋市科学館
先日、同期の友人4人と名古屋に出かけた。
何の変哲もない、ただの日帰り旅行。
学生生活も折り返しを過ぎてしまった私たちだ、思い出話だけでなく、漠然とした将来の話などもしてしまいたくなってしまう機会が増えたような気がする。
名古屋市科学館を目指した。
かつてここのプラネタリウムで活躍したCarl Zeiss製の恒星球は今でも展示されている。
ZEISSの文字列で気持ちが上がるようになったのも、大学生になってからだ。
名古屋市科学館のプラネタリウム、ブラザーアースは、世界最大のプラネタリウムとしてギネス認定もされている。
プラネタリウム座席は回転式であり、座席間の距離が広かったため、悠々とした気持ちで星空を鑑賞出来る。そして、良く眠れる。
この日は、この時期に見える惑星の動き、火星、土星、アンタレスの位置関係から、地動説を導き出すというものだった。
小学生時代、科学館という場所はそこはかとなく、ワクワクする場所だったような記憶がある。
大学生となった今では、かつてのぼんやりとしたワクワクではなく、ハッキリとした楽しさを感じていた。
(理系の人間にはわかってもらえるだろうか…。)
電磁気、波動、デジタル処理、材料工学。
特に、この辺りの展示は、自分の専門と照らし合わせながら、楽しく見学できた。
大人も楽しめる"理科"を、実際に触って、身近に感じれる。
改めてだが、経験として体験できるということは、大変に喜ばしい。
-----------------------------------------
水族館で学ぶ集団と環境
名古屋港水族館へと移動した。
大人気のイルカショー、スタジアム規模。
ここの水族館では、30分毎にどこかでショーが催される。
その点では、他の水族館とはつくりが少し異なる。
固定された水槽展示に見せられるのではなく、見たいショーに向かってその場に移動していくスタイルだ。
シャチのショー。
インストラクターの手に寄り添うシャチ。
気持ちが通っていることは観客の目にも明らかだった。
絵本、"スイミー"を想起させる、"群れ"の美。
心理、社会学を学ぶ、隣の友人は「群れても、ろくなことは起こらない。」と断言していた(そういう意味で言ったのでは無いだろう)が、大群の規模には圧倒されるばかりだ。
ただのエイだ。目ではなく、鼻らしい。
エイといえば、干物の写真がネットでは話題。
サンゴも美しい。
残念なことに、環境問題の題材として取り上げられることが多い。
世界には、色々な人達がいて、色々な考えを持っている。たとえエゴが混じろうとも。
何を信じて、どう行動するか。
環境に対する考えも、同じではないだろうか。
以下、あくまで私個人の主張だが、
小さい頃から、ゴミの分別や節電といった、些細な努力から、と言われてきた。
しかし、受け売りのように、皆が口を揃えて言うためか。
果たして、その主張が本当に問題に向き合っての発言なのかを疑ってしまい、私自身、環境に対する"問題の安売り"に感じてしまった。そんなことよりも、
プラズマでゴミ消せば良いじゃん。ダイヤモンド半導体に置き換えよ。
ポジティブかつ、50年後に実現しているであろう夢ある話を耳にしたい。
-----------------------------------------
人と行く旅行は、楽しい。
車内で、誰かが言った。
「卒業旅行か〜、今のメンバーで行けるなら、どこに行くのでもいいかな。」
P.S.
名古屋飯、ミソカツ。
白ご飯がすすむミソ。美味しいカツを食べた。