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Written by me

考えをまとめるため、いつか振り返るために書きます。

雨の日、黒部ダムと黒部の太陽

先日、"黒部の太陽"という映画を見た。

1968年公開であり、私たち学生にとっては古い映画だ。

映像の奥行き、シーンの切り替わり、石原裕次郎渾身の演技。どれをとっても昨今の映像とは違う。

最近の映画は分かりやすすぎるのではないか。と思ってしまった。

 

 

その映画に感化された私は、富山県と長野県の県境、黒部ダムに行った。

 

 

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あいにくの雨で湿度が高く、雲海が黒部を覆い、これはこれで、幻想的な風景ではあったが、残念ながら、立山の絶景を拝むことは叶わなかった。

 

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 大阪発、6時間弱車を走らせる。

道中、訪れたいスポットも全て素通り。(下呂温泉にはいつか必ず行きたい。)

早朝、扇沢駅に着いた。

 

 

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薄暗い朝。標高1400m程度、酸素も地上よりは薄い。息が切れる。

ここからトロリーバスに乗り、黒部ダムを目指す。

ここ関電トンネルを走る、日本唯一のトロリーバスは、電気で走るユニークなバスだ。

電気系の学生として、技術力に感動を覚えていた。

 

 

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バスでは一番前に立ち、車窓からトンネルを眺める。

"黒部の太陽"では、この関電トンネル(大町トンネル)を作る物語を描いた人情ノンフィクション。

涙無しにこのトンネルを通ることはできない。このトンネル建設にどれだけの歴史があったのか。

それは大変な難工事であった。

 

 

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80mの破砕帯を掘ることに7ヶ月かかった。

どのほど大きな苦労だったのか、私の文章では書くことができない。是非、調べてみて欲しい。

当時の関西電力をはじめ、黒部ダム建設に携わった企業、人達の一丸となって物事に突き進む情熱や忍耐は、私たち現代の若者も見習わなければならない。

 

 

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そういったことを考えながら、15分程で黒部ダムに到着した。

雨に打たれながら、ダム散策に向かった。

破砕帯の湧き水が飲めるので、飲む。

 

 

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日本一高いダムとして知られている黒部ダム、人並みの感想だが、放水の迫力が大きかった。

放水の飛沫、立ちこめる霧、ダムの写真は難しいと痛感しながら、中々思うような一枚が撮れなかった。ダムの撮り方、教えて欲しい。

巨大な建造物にロマンを感じるタイプかどうかは関係無しに、私は困難極めたダム建設をひたすらに想像していた。

 

 

 

 

P.S.

 

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写真右端にあるレストハウス、売店で休憩を。雨宿りにも。

 

 

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八サイダーと呼ばれる、破砕帯の水で作られた大町市ご当地サイダー

道中で飲んだ破砕水の味を思い出す。この水から作ったことが味から十分に伝わる。

糖度抑えめ、固めでスッキリとした後味。三ツ矢サイダーよりも大人の味。

 

 

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これまたご当地グルメ、ダムカレーを食べた。

グリーンカレーダム湖面を再現しているような色合いだ。

正直なところ、私の好きな味ではなかったが、ご当地の味をひたすらに噛み締めていた。